念願叶って開発部門に飛び込みました

入社から6年間、大手システム開発会社などに配属され、オペレーターとして働いていました。その後、自ら希望して開発部署に異動し、今年で10年目です。会社側には正式に伝えていませんでしたが、開発の仕事に携わることは入社当初からの希望でした。そのため、会社の奨励する応用情報の資格を取得するなど、自分自身のアピールポイントを高めるといった準備も進めました。
いざ、念願の開発の仕事を始めてみると、指示書に沿って進めるオペレーターの仕事とは180度違い、業務は予想以上にハードでした。
何もないところからシステムを構築していくのが開発の仕事です。しかも案件ごとに業界も、開発の目的や状況も異なるため、その都度、新たな知識や情報が必要になります。もちろん、会社内部で協力は得られますが、足りない部分は自分で調べるなど試行錯誤を繰り返しながら進めることになります。
それでも、もともとやりたかった仕事です。新しいものを創造していく面白さが勝り、やりがいを感じています。

大切にしているのは「柔軟な考え方」と「業務内容の整理」

現在、配属先の自治体で標準仕様に伴うパッケージのシステムリリースに向けた仕事を担当しています。リリースまで約1年半という長丁場の案件です。
このように時間のかかるケースが多く、進捗管理の難しさや、納期までにどれだけ品質を上げられるかというプレッシャーもある中、私が常に心がけているのは「柔軟な考え方」と「業務内容の整理」です。
仕事の進め方には決まったルールはありません。形式にとらわれず、お客様の状況を見て柔軟に考え、一番良いと思われる方法で進めるようにしています。また、開発の仕事では、お客様の要望や置かれている状況をいかに正確に把握できるかが重要です。特に要件定義を洗い出し仕様を決めていく上流工程では、曖昧な部分を残さないよう納得がいくまで質問や打ち合わせを行い、業務内容を整理することが大切だと思っています。
これができているか否かで、その後の進行は大きく変わってきます。

頼れる存在になれていたら嬉しい

私は社内で「精神的にタフ！」などとよく言われます。
この仕事では、自分の限界を越えるタスクに直面することがあります。しかし私は、自分にできないことに対しては悩まないことにしているのです。できることはもちろん全力で取り組みますし、他のメンバーが困っていれば力になります。ただ、同時に、人には限界があると割り切って考えているので、強い気持ちを持って続けることができているのだと思います。頼れる存在だと思ってもらえているのだとしたら嬉しいです。

信頼がすべて

ある会社の担当の方が退職に際し、わざわざ挨拶のメールをくださいました。以前開発の仕事をさせていただいた会社です。「丁寧な対応だった」「良いシステムになった」とお礼の言葉が書かれており、頑張って良かったと報われた気持ちになりました。
苦労する案件も多いので、終了後にお客様から「お願いしてよかった」と言っていただけるととても嬉しいです。信頼を勝ち取ることは容易ではありませんが、「次回もぜひお願いしたい」と言われたら、信頼創造^※ができた証だと思います。
信頼を得ることで、仕事の継続や、新たな仕事につながるチャンスが増えます。そのため、お客様から信頼される開発者であるよう努めています。
_{※日本データーの経営理念3つ（誠実謙虚・信頼創造・遊々精励）のうちの1つ}

数々の現場で積んだ経験が成長につながった

いろいろな現場で多くの人たちと関わりながら仕事をする機会に恵まれました。それが自分の成長につながったと強く感じています。
例えば、オペレーターとして働いた配属先では、大手システム開発会社の仕事の進め方を知ることができ、非常に勉強になりました。丁寧に書かれた指示書やミスの防止策など、現在の開発の仕事にも活かすことができています。また、開発部署に移ってからは、たくさんのお客様と話し合いを重ねる中で、コミュニケーションスキルが磨かれました。
私自身、自分で経験したことから多くを学び、身につけてきました。だから後輩の皆さんにも、全部言われたままではなく自分で考えて行動し、そこから学んでほしいと思います。そのようにして得た経験は、成功でも失敗でも必ず自分の成長につながります。先輩たちがしっかりサポートしますので、自主性を大切に、日本データーで一緒に成長しませんか。