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重工業を中心に地元大手企業が業務のコンピュータ化を進めてく頃、大手企業からキーパンチによるデータエントリー業務を請け負い、1968年2月、神戸市兵庫区に事務所を開設。まだ少人数で小さくも、高い志を持ったメンバーで会社を立ち上げていきました。「チャレンジ精神で、根気強く諦めず」の姿勢を貫いて、先見的に地域社会に貢献していきました。

コンピュータが電子計算機と呼ばれた時代から、データエントリーを中心に技術提供でお客様とのつながりを強めていきました。順調な追い風のなか、蓄えた知識と経験から業界変化を見越し、ITソリューション事業へと業容を転換しました。一方、神戸市の基幹病院が、当時は先進的だったIT化を推進。大手ベンダーの会計処理システム導入に伴い、神戸市で運用可能な会社として白羽の矢が立ち、データエントリー業務の受託が決まりました。

さらに同基幹病院から、「病院移転によりシステムの大幅変更があるので、これを機に医療事務業務にも携わってみないか」と相談をいただきました。チャレンジ精神で「やります」と即答。未経験の業務に挑むという大きな決断をし、診療報酬のみならず受付業務に業容拡大。これが主要事業の一つとなる病院医事業務の起点になりました。他の基幹病院からも声がかかるようになり評判を高めていきました。

2000年の介護保険制度開始に先立ち、神戸市の依頼で「介護保険請求事務講座」を開設。このノウハウが後に主要事業の一つとなる、公共福祉事務サービス事業の進出につながりました。順調に業績を伸ばすなか、1995年の阪神淡路大震災によって被災。神戸市兵庫区にあった本社が倒壊しました。地域や社員に支えられながら、神戸三宮に本社機能を移転。この経験から少しでもご恩返しができるよう、被災地義援金活動や地域貢献としての寄付活動を長く続けています。

顧客増加から大阪営業所を開設。また介護保険制度開始に伴う自治体の要望から、広範なケアプラン作成サポート業務にも挑戦。先進的に外部委託を推進した自治体とのご縁もあり、兵庫県の要介護認定事務センター業務を受託。全国初の民間委託となり、当分野で業界のトップランナーに。現在も公共福祉事務サービス事業で全国シェアNo.1(令和元年 総務省HP民間委託における各事業別資料より)を誇ります。中央省庁の次期労働保険適用徴収システム業務も初受託し、以降は中央省庁も顧客に。この流れから東京営業所を開設。また、大阪府内の公立病院医療事務業務にも本格参入しました。

創立50周年を迎え、横浜・名古屋・福岡・小倉など支店・営業所を相次いで設立。IT・公共福祉・医療関連3事業のシナジーを強めながら、企業としての多様性を確立するという考えのもと、AI・ロボティクス推進室を設立。ROS対応自社製人型ロボットを開発・販売。「ひょうごNo.1ものづくり大賞 選考委員会特別賞」を受賞。本事業でも、少子高齢化や労働力不足など社会問題を解決するための技術と人材育成を推進しています。

要介護認定関連業務において、新サービスの構築・自治体との協業を目的に自治体DX推進室を創設。産官学連携を進め、よりよく社会に貢献する体制を構築しています。2022年には札幌支店を開設し全国展開へ。同年、日本データーのスローガンとブランドマークを一新。全社で品質を極め、信頼を高めていきます。地域に支えられてはじまり、社会を支え続け、50周年を超えて100年企業へ —すべての人の喜びを循環させていく会社でありたいと考えます。