今回から人財企画課のTさんによる連載コラム、「ホスピタリティの基本」が始まります✨

この連載では、応対接遇の名物講師であるTさんが、ホスピタリティの心についてお伝えします。

第1回は、ホスピタリティにとって何より大切な、「相手を思いやる心」についてです。

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皆さん、こんにちは。人財企画課のTです。

これから皆さんに、応対研修などを通して、感じたこと気づいたことをお伝えしていきます。
今回は、3月にN病院で医療事務に従事する当社の従業員に応対研修を実施した時に感じた、ホスピタリティの基本である「相手を思いやる心」についてお伝えいたします。

N病院では、医療事務の受託が始まった時から研修を担当してきましたが、研修は必ず定時に開始します。
いままで一度も開始時間が遅れたことはありません。
そのことには、ずっと感心していましたが、前回の研修で、なぜこんなにきっちりと時間厳守ができるのかを知ることができました。

研修初日は、3月とは思えないほどの寒い日でした。
その日の研修は、外来棟から外へ出て、病院の敷地の端にある建物で行いました。

研修開始15分前、会議室で事前打ち合わせを終えたころ、グループ責任者が、「そろそろみんなが来る頃ですね。みんなが迷うといけないから、私、外でみんなを待ってますね」と言って出ていきました。
真冬のコートを着ていても凍えるほどの日に、ブラウスとスカートの制服では、待つのは辛いでしょうに、とてもにこやかに…😊

そしてしばらくして「お疲れ様です」の笑声とともに三々五々、皆さんが到着し、開始を待つ状態になりました。
その光景を目にして、私は心がほっくりと温かくなりました。

ホスピタリティの基本は、「相手を思いやる心」です。
「自分は今、何ができるか、何をしたら相手はうれしいと感じるか」を考えて行動することです。
勤務を終え、研修に急ぐメンバーが、暗くなった敷地内で迷わないよう、寒風の中を笑顔で待っている。
リーダーを見つけたメンバーも思わず笑顔になったことでしょう。

リーダーが仲間を思いやる心は、メンバーに届き、「うれしい、ありがとう」の気持ちになる。
その様子を感じ取ったリーダーも「喜んでもらえて私もうれしい、ありがとう」の気持ちになる。
「ありがとう」の気持ちが返し返される、これがホスピタリティの基本です。

ここでの研修が、いつもきっちり定時で始められるのは、こんな温かいホスピタリティの心がメンバーに浸透してるからだったのですね。

以上、N病院の研修で、見て感じたホスピタリティの基本「相手を思いやる心」についてお伝えいたしました。

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「相手を思いやる心」がホスピタリティへの第一歩。
普段の生活でも心がけたいものですね。
Tさんのコラムは定期的に続いていきます。
次回もどうぞお楽しみに!