PFI参画実績

PFI事業の
より広範な発展を目指して

神戸市ポートアイランドに構える神戸市立医療センター中央市民病院様におきまして、神戸市民病院機構様、株式会社神戸メディカルケアパートナーズ様と共に、信頼に基づいたパートナーシップのもと、病院運営に関するPFI事業を実施しております。

神戸市立医療センター中央市民病院様における
PFI事業の実施について

弊社は、神戸市に本社を置く地元密着企業として、多くの近隣医療機関様と長きに渡る信頼関係を築いてまいりました。

神戸市立医療センター中央市民病院様におきましては、診療報酬の請求に関する委託業務などを中心に、30年近いお付き合いをさせていただき、平成24年の病院様移転と同時にPFI事業モデルによる病院運営方針が導入されたことを受け、PFI事業に対する弊社専門部門を創設いたしました。創設以後は、患者サービス等に関する業務にも携わる等、業務を拡大しながら病院様における運営全般に関わる取組を行っております。

運営に際しては、民間ノウハウの活用による効率的な運用とコストカットを主目的に、経営の実情に沿った柔軟な運営を行い、病院様の収益改善に大きく貢献しております。同時に、弊社のこれまでの経験を活かした病院運営手法を積極的に活用して御提案することで、効率化の追求ばかりだけでなく、地域の基幹病院として市民の皆様に寄り添った医療活動及びサービスを提供できるよう、日々継続して取り組んでおります。

PFI事業というモデルを成長させていくために

平成9年のPFI法（民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律）公布以降、我が国でも導入実績が見られるPFI事業ですが、事業運営に対して非常に厳しい目線が注がれていることも事実であります。
特に公的機関の中でも重要な役割を担う公立病院においては、PFI事業の成功事例を目指して多くの地方公共団体及び協力法人が、努力を継続しております。
こうした現状の中で弊社PFI事業部門に求められる役割は、病院様における運営業務を円滑に行うことはもちろん、様々な課題を適宜解決し、持続的に発展する可能性を持った存在として、PFI事業というモデルを成長させていくことであると受け止めております。

PFI事業参画実績（一例）・求められている事について

【参画実績】
事業名称 : 神戸市立中央市民病院整備運営（PFI）事業
病床数 : 700床
事業期間 : 30年（2011年に現在の場所に新築移転し運営開始）
総事業費 : 約1,024億円

【求められている事】
PFI事業では、多数の企業が一体となって活動します。PFI事業で求められるのは、プロフェッショナルとしての見識と、知恵と工夫（業務設計・プロセス管理・結果と成果（継続改善、質の向上）など）です。PFIの運営業務と通常委託業務との違いは、上記のような付加価値（+α）要素が強く求められるところにあります。日本データーでは医療事務業界と旧中央市民病院で培った長年の経験を活かし、移転準備段階から様々な業務で携わらせていただいております。

PFI事業参画における日本データーの役割

〈医療事務サービス〉
コンピュータルームのシステム運用管理から、受付・会計処理、業務の中でも重要なレセプト作成といった医療事務、また手術部の物品管理業務、各種クラーク業務に至るまで、病院内で発生するあらゆる業務を代行するアウトソーシングサービスを提供しております。現在も多数の医療機関様で業務を承っており、医療業務のアウトソーサーとして、確実に高い評価をいただいております。

〈病院経営コンサルティング〉
実際に病院のシステムを運営しているシステム部門のスタッフと病院の業務を代行しているメディカルサポート部門のスタッフが協力し、知恵を出し合い、事務作業効率化のためのシステム提案を行なっております。また、医療情報システムだけでなく、院内全体のIT化を推進することで「ムリ・ムダ・ムラ」を無くし、病院職員全員が働きやすい環境づくりに貢献しております。当社ではハードウェアやソフトウェアだけでなく、ヒューマンウェアも含めた総合的なご提案を心がけています。

医療関連事務業務

主に、病院様の収益に関わる診療報酬の請求業務など、医療関連事務業務を実施します。実施に際しては確実な業務遂行により、診療報酬の精度改善に努めます。また、他部門との連携共有により、顧客に対する迅速な情報提供やシステム対応等、弊社の強みを最大限に活かして業務を実施します。